こんにちは。
個別指導キューブ浄水校です。
春が近づき、学年が一つ上がるこの時期。
いよいよお子さまが中学3年生になるという節目を迎えます。
この時期になると、多くの保護者の方が同じような気持ちを抱きます。
「いよいよ受験の年か」
「本当に大丈夫だろうか」
「これからどんな一年になるのだろう」
期待と不安が入り混じった、少し落ち着かない気持ちになるのも自然なことです。
まずお伝えしたいのは、
受験の一年は、急に始まるものではないということです。
受験という言葉を聞くと、
突然大きなプレッシャーが始まるように感じるかもしれません。
しかし実際には、これまでの中学校生活の延長線上にある一年です。
中学1年生の頃は、まだ学校生活に慣れることで精一杯だったかもしれません。
中学2年生になると、少しずつ自分のペースがつかめるようになり、
友人関係や部活動など、生活の幅も広がっていきます。
そして迎える中学3年生。
ここからは、自分の進む道について考える時間が少しずつ増えていきます。
ただし、ここで大切なのは、
いきなり受験モードに切り替える必要はないということです。
多くの受験生を見てきて感じるのは、
急にスイッチが入る人はほとんどいないということです。
最初は実感が湧かない。
受験と言われても、まだどこか遠い話に感じる。
それが普通です。
むしろ、最初から完璧に意識が高い状態の方が少ないと言えるでしょう。
だからこそ、この時期に大切なのは、
焦らないことです。
「受験生なんだから」
「今年は大事な年だから」
そうした言葉を重ねるほど、子どもはプレッシャーを感じやすくなります。
もちろん、受験は大切な節目です。
ですが、その一年を支えるのは、特別な言葉ではありません。
いつも通りの生活。
変わらない家庭の空気。
そして、見守ってくれている存在。
それらがあることで、子どもは少しずつ自分の役割を理解していきます。
中学3年生になると、
周囲の会話にも「受験」という言葉が増えてきます。
友人同士で進路の話をすることもあれば、
学校の先生から将来について聞かれる機会も増えるでしょう。
その中で、
「自分はどうしたいのだろう」
と考え始める時間が少しずつ増えていきます。
その時間こそが、受験のスタートです。
最初から明確な目標がなくても構いません。
むしろ、迷いながら考える時間はとても大切です。
進路を考えるということは、
自分の未来について初めて真剣に向き合う経験でもあります。
すぐに答えが出なくても大丈夫です。
時間をかけて、自分なりの方向を見つけていくものです。
保護者の皆さまにお願いしたいことがあります。
それは、
先回りしすぎないことです。
心配になる気持ちはよく分かります。
少しでも良い環境を用意してあげたい。
失敗させたくない。
遠回りを避けさせたい。
そう思うのは当然です。
しかし、受験という経験は、
子ども自身が考え、悩み、決めることで意味を持ちます。
大人がすべて決めてしまうと、
子どもは「自分の選択」という感覚を持ちにくくなります。
もちろん、放っておくという意味ではありません。
必要なときに話を聞き、
必要な情報を共有し、
一緒に考える。
その距離感がとても大切です。
受験の一年は、
勉強の量が増えるだけの一年ではありません。
自分と向き合い、
将来について考え、
少しずつ大人に近づいていく時間でもあります。
途中で迷うこともあります。
思うようにいかない時期もあるでしょう。
それでも、子どもは少しずつ前に進んでいきます。
その歩みを、焦らず見守ること。
それが保護者にできる一番大きな支えです。
新中学3年生という一年は、
長いようで、振り返るとあっという間です。
気づけば受験が終わり、
新しい進路へと歩き出していきます。
今はまだ、その入り口に立ったばかりです。
焦らず、比べず、
お子さまの歩幅を大切にしながら、
この一年を一緒に歩んでいけたらと思います。
これから始まる受験の一年が、
お子さまにとっても、
保護者の皆さまにとっても、
実りある時間になることを心から願っています。



